これからの温浴施設の形態とはどのような傾向にあるのでしょうか。温浴事業の設計・開業・経営について設立38年、300件以上の実績をもつプラス計画設計事務所はこう考えます。

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温浴事業について/これからの温浴施設とは

あらためてこれからの温浴施設が果たすべき役割がなにかを考え直す必要があります。
さまざまな風呂共通の役割と言うのは本来沐浴や熱気浴で暖まり、ほてったからだを冷まし、全身をきれいにすることです。
そのうえで、日常生活からすこし離れてゆったりとしたり、はだかやはだか同然でリラックスできる場所であり、付帯する食事やリラクゼーションなどのサービスが提供されるものです。
そして、清潔で安全という、一見あたりまえのことについてひとつひとつが充実している施設であることではなかろうかと考えます。
あらためてこれからの温浴施設が果たすべき役割がなにかを考え直す必要があります。
さまざまな風呂共通の役割と言うのは本来沐浴や熱気浴で暖まり、ほてったからだを冷まし、全身をきれいにすることです。
そのうえで、日常生活からすこし離れてゆったりとしたり、はだかやはだか同然でリラックスできる場所であり、付帯する食事やリラクゼーションなどのサービスが提供されるものです。
そして、清潔で安全という、一見あたりまえのことについてひとつひとつが充実している施設であることではなかろうかと考えます。
しっかりしてこれらを安価に提供すれば大量集客につながるかもしれませんが、必ずしも正しくありません。
過剰な混雑のためにリラックスやゆったり感、清潔で安全というようなことが十分ではなくなるからです。
これまでの廉価薄利多売型温浴施設はこのような矛盾にさいなまれています。

そこで、昨今はお客様ニーズの多様化もありバランスの良い継続可能な投資効率のよいポイントを模索することが重要になっています。

弊社も数多くの温浴施設設計に携わる中で、来場者がよりリラックスし満足できる施設づくり、つまりは「スーパー銭湯」から「日帰り温泉」型施設へと傾向が変化してきたことを実感しております。
これからも、来場者が満足できる施設づくりはもちろんのこと、施設経営者様の温浴ビジネス成功の手助けとなれるよう、設計者として多様なプランの中から最適の提案ができるよう、こころがけてまいります。