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■ 露天風呂はよいらしい ふろと開放感の関係のなかでもっとも重要な役割をもっているのが露天風呂といえる。単に庭があるだけでは、寝転がりづらいので、やはり浴槽があり、空の雲の動きが見え、星空が見えるというあたりが露天風呂の醍醐味だろうか。もっと言えば海や山や川が見ながら、寝転がれればより価値のあるものになる。 開放感が重要だから広くなければならず、開放感をより高めさせるような形が必要となる。反面、はだかの無防備感は個人差があるにせよ否めないので、塀や、植栽などもなくてはならない。さらに雨風、直射日光のため上屋や、あずまや、軒庇が必要なのである。 つまり、室内から屋外へ、半屋内、半屋外的な部分を重要視することになる。考えてみればこれは日本の伝統的住居の庭に面した居間から縁側、濡れ縁へと続く半屋内、外空間と似ている。季節、天気、時間帯によってこの部分は移動していく。格好の開放的寝転がりエリアとなるのである。 但し、過去にはそのような場所で暮らした経験をもちながら今は望むべくも無い現代人が大半ではなかろうか。だから露天風呂というのはそのエレメントとしての半屋内外空間やあずまやなどが懐古的非日常空間となって人を呼んでいるのだろう。 山田幸廣
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